ロックミュージシャンもファンも40代になって、人生悩むのは同じ

急に思い立って、筋少オフィシャルブログを最初から読み直して、自分のブログと照らし合わせて見ている。2006年7月の復活からはじまって、今、ちょうど2009年の「シーズン2」出たあたり。

この頃は、ブログの書き方もカッチリしてない。はてなブログに移行した時は、はてなブックマークの人気にあがるような論壇系のブログに影響されて、意見のハッキリした完結した文章を書かないとと思っていたが、当時は長さも気にせず、思ったことそのまま書いてて自由で、これはこれで面白いんじゃないかと思い直した。
最近思ったこと、書こうか書くまいかと思ったが、やっぱりもやもやっとしたのを出したほうがいいかと。

10日のNHKあさイチで「専業主婦が肩身が狭い」の特集をやっていて反響が大きかった。序盤では高学歴で外資系企業に入った女性が、専業主婦を目指して彼氏をキープしておきながらもっと条件がいい男性を見つけて婚活するという。あからさますぎて本当なのか疑わしいのだが、テレビだしメディアに出てることはたいてい話半分ということで。その後は、専業主婦で家族や親戚や近所の人から言われて辛かったことや、節約スーパー主婦ブロガーの話題に。
キラキラ40+ オンナの選択 専業主婦 |NHK あさイチ
最近話題のオーケンファンの(笑)キャリアコンサルタント常見陽平さんがコメントしてた。(この人見た目よりも、39歳で若い!)今は専業主婦はなりたくてもなれない人が多いとか。

最近の学生が「専業主婦指向」だというが、だいぶ前からだったと思う。
2009年に自分が書いた文章が、今とそう変わってない。
女性の憧れ人生パターン? - daily luminess
自分の考えだと、結婚しても自分の稼ぎで管理できる生き方がいいと思っているが、人それぞれ事情があって働けない、働かざるを得ない、また専業主婦がいいと選択した人、様々だ。
オーケンが対談本の前書きに書いてた通りだと思う。私も、きっと誰もが人生で悩み、不安、葛藤に日々戸惑っている。


同調圧力など、親や親戚や近所の人など周りに言われて辛いことがあるというが、
子供に対してもそうだけど、考えを押し付けたり、支配しようとすることは良くないし、自分も気をつけなければならないと思う。
圧力を受けたとしても、屈したり自分が悪いと思い込まない。それで精神や体を病んでしまう程であれば、そこから抜け出したほうがいい。
自分がいいと思うことを、出来るだけベストをつくして進めたい。
社会が悪いといって、変えようと動くことも必要だと思うけど、そう変わらないし、厳しい。
ブラック企業とか、ノマド論争とか話題になっているのも関係してると思うけど、いろんな要因が絡み合って複雑になっている。どれがベストな方法かを見つけるのは難しい。
私は、両親ともに収入があって、子育てできる適度な時間が取れて、貧困にならずに生活ができる社会がいいと思う。
子育てはすごく大変で、自分は母親としてダメだーってしょっちゅう思っている。お父さんはしっかりしているので安心できるけど、見捨てられちゃうのではないかと不安になることがある。

こんな時に、たまたま検索で見たブログの読書感想文が、オーケンの本を読んだり筋少の曲が好きだった女子が自殺するまでの日記だったのが、ガックリきた。
【読書感想】八本脚の蝶 - 琥珀色の戯言
なんでかと思うと自分が辛くなるので、考えるのはやめる。彼氏がいて仕事もあるのに死にたいといって死んだのか。凡人じゃないから、彼氏と幸せな家庭がつくれないと思って許せなかったんだろうということにする。
若くして死んだらかっこいいのかもしれないけど、でも私はみっともなくても、みじめでも、全うしたいと思う。

といいつつ、オーケンファンの世に出てる女子が羨ましい(笑)
先週、上坂すみれさんのラジオ番組にオーケンが出演したそうで、私は聴けなかったのだけど、憧れの人に会えて話せるだけの人になっているんだものね。
ラジオ「上坂すみれの乙女*ムジカ」、初ゲストに大槻ケンヂさんが登場!! | 声優PARADISE

20数年前は、憧れのバンドマンは別世界に生きているように見ていた。カッコ良くて、可愛い女子にモテて、私のような醜い人間はそちら側に行ける訳が無いと思ってた。
メンバーが26,7歳くらいだから、オーケンの話でいうとバンドブーム終わり頃ね。
バンドが休止するころには、熱心に追ってた頃よりは気持ちが離れてしまい忘れてたけど、時が経ってみると、子供が居る人もいれば、結婚してても子供がいない人もいれば、独身の人もいる(笑)
これがオーケン言うところの40代に突入した頃で、低迷から復活した。
また熱心に追うようになったけど、別世界じゃなくて、地続きなんだなーと思うようになった。
ロックが好きで、好きなバンドとファンが楽しめる環境があることが嬉しいですね。

ファンの対象が好きで大事なものだからこそ、意見が対立してしまうことがあったり、認めたくないとか、反発があってしまうんじゃないかなと思う。
私が熱心なだけに、一部の人には嫌われてるだろうけど、それは受け入れて、自分ができることで応援したいと思います。