なんで生んだかと聞かれたら。

リンクはしないけど、さっきワードリンクで見たはてなDで、彼女ができたら筋少聴くのやめなきゃならないのかな、人気の○○とか聴かなきゃならないの嫌だな。彼女ができても筋少聴いてもいいけど、そういう人間は嫌いだから嫌だ。みたいな事書いてあった。つらい。
私もこうして嫌われてるのかも。

オーケンの若い頃(23歳ぐらい、パノラマ島のあたり)のインタビューを読みなおしてみたら、子供の頃からすごく感受性が強いっていうのかな。いじめられてたわけじゃないが、地味でモテなかった。中高生の頃クラスメイトが憎くて学校燃やそうとか本気で考えててたとか。犯罪者の気持ちに感情移入してしまうとか。

産むことと産まないことの間 - キリンが逆立ちしたピアス

はてブで話題になったエントリで、紹介されてる匿名ダイアリーがこちら

子供を作るのは鬼畜の所業。それか馬鹿。

自分なりに要約すると、
親にお前は生まれてこなければ良かった的な事を言われて絶望した。親が生まなければ苦しまなかった。小さい頃だけかわいがって大きくなったらゴミ扱いされる。生んだのは親の責任だ。生んだのは人殺しだ。
生きることも死ぬ事も辛い。

オーケンの詩に出てきそうな人物だが、筋少には全く関係ない。
親は、こういうことは言っちゃならんなーと思う。

上記のブログで、育てるのが困難である親子にたいして何らかの社会的サポートが必要ではないかと提示している。虐待とかいろいろな問題、深刻になる前の手だてが。

はてブコメントで、結婚や出産して「おめでとう」と言わなきゃならないのが本当は嫌だというコメントもあった。でもしょうがない。
人は何を大事にしてるかでそれぞれの意見が違って来るし、分かり合うことはないと思う。

なんで生んだかっていうと、希望があると思ったからで、でも勝手と言われれば勝手で。
一般的な、3人子供がいるのが理想的なことに捕われると、自分は人間的に劣るのではないかと思う。
でもそうじゃなくて、1人いようが何人でも、子供がいなくてもどんな理由でも責めることはなく、自分にはこれが合っていると思ったからなんだ。
死ぬまで生きるだけだし、好きな事をすることが生きる理由だ。
他人からなにを言われても、メディアからのメッセージを読んだとしても、傷つかないような自分の意思を持って、自分がこれがベストだと選んだことをする。それが動揺しないための方法だと思う。