プア充は幻想でお金こそ必要だがお金だけじゃない。もう世の中生きるに値しないのか

オーケンの最新エッセイでお父さんの人生哲学の話があったので、また思い出して探してみた。介護にお金がかかるという話題のコラム。前はあまりに重いのでざっと読んだだけだったけど、もう一度読み直してみた。自分なりの理解で短く要約してみる。

オーケン父の考えでは、寝たきりになるとお金がかかるので溜めておけという。しかし、人間みんな寝たきりになるとは限らない。急に事故で亡くなるかもしれない。それに現在や近い未来にできることを貯蓄のために我慢しすぎるのも、なんのために生きてるのか分からない。
それから、お金は溜めていても将来の物価や物の価値がどうなっているか分からない。そりゃああったらあったにこしたことないけど。
今できることをほどほどに、収入と貯蓄のバランスを考えて適度に使うこと。とはいってもそれが難しい。

高齢者の貯蓄や年金を狙った犯罪が巧妙化してるようで、だまされて無駄にしてしまうかもしれないし、ひっかからないように賢くならなければならない。

犯罪でなくても、人々の不安を煽ってお金をかせごうとしている人が多く存在している。
それが上記のニュースコラムで指摘している内容ですね。
裕福で困っていない人達が、困っている人達を不安で煽っている。

プア充 ―高収入は、要らない―

プア充 ―高収入は、要らない―

プア充っていう用語は本から出て来てるんですね。

プア充で幸せという幻想をふりまくプッシャーは林檎の夢を見るか - WirelessWire News(ワイヤレスワイヤーニュース)

・介護するのは、普通の人間は仕事できなくなるし、肉体的精神的にも負担が大き過ぎる。追いつめられて自殺する人も少なくない。
・サービスを頼むためにも、病院代もお金が多くかかる。介護する家族は働けないから収入がない、生活費もかかる。
・老人は介護状態になると、お金をなくしてしまったり、大事な物を捨てたり、徘徊したり、汚物をまきちらしたり、自殺しようとしたり、火をつけようとしたりする。
・年収が200万ではやっていけない。煽りにだまされてはいけない。
・年収が低い場合、公共の支援制度があっても足りない。
・裕福な人達は親の世代からのコネがある。資産がある。努力ではない。
・困ったらただで助けてもらえると期待しないほうがいい。
・蓄えがなく、介護する人が1人しかいないと働けない。

じゃあコネも資産もないし、年収も低い人はどうすればいいか、追い込まれないようにするには。
・役所にも相談すること。
・女性でも経済的に自立できること。

バブル崩壊前の高度成長期の時代は、夫が終身雇用で収入が十分にあった。だが現在は違う。
・収入が十分になければ、子供の教育にかけられない。貧乏でも幸せという意見にだまされるな。
・多くのフルタイムのサラリーマンは長時間労働で休みが取れない。

入院2年、老親の2000万がなぜ底をついたか:PRESIDENT Online - プレジデント
この記事を読む限りでは、お金も必要だがそれ以上に知識や根回し、準備などが必要。無駄にお金がかかったり苦労しないように。
お金も必要だが、日頃の付き合いで信頼も必要だと思った。

こんな状態は私には無理だと思う。無理して苦しむのなら穏やかに死にたくなるのも理解できる。
今、自分が身の回りで出来ることだけでせいいっぱい。もう世の中に期待も希望もない。
独身でも恐ろしいし、結婚しても子供生んでも恐ろしい。
生まれなければよかったかもしれないが、でも生きてなかったら楽しみも苦しみも何もないのだ。死んだら苦しみはなくなるけど、楽しかった思い出も何もなくなるのだ。
憎むことはしたくないし、だますこともしない。一日一日を大事にしていきたいと思う。
それから別の視点でも考えてみる。できるか分からないが、オーケンにそのヒントを貰ってよかったかもしれない。

子供が熱出して看病して時間があったから、考えこんでしまった。ゆったりと休息する時間も持とうと思います。