貧困と子育て、日本人の「人様に迷惑をかけない教」

貧困について。
1/27 NHKクローズアップ現代で放送された内容
あしたが見えない - NHK クローズアップ現代

定期的なあるていどの収入がないと生きて行けない。さまざまなリスクが潜んでいる。
賃金が下がる、親の資産や手助けが無い、様々な環境の差で貧富の差が広がる。

こっちは女性だが男性でも。
27歳、豊島区一人暮らしの男性へのインタビュー記事。
【無名人インタビュー】実録!年収100万・東京ひとり暮らし – ハイエナズクラブ
切り詰められているのは、真面目な性格だろうと思う。切り詰められずに借金してしまう人もいると思うので。

私は今収入がこのくらいだから、何かしらのアクシデントで自分だけの収入になってしまったら、暮らしていくのが非常に厳しい。
今のように趣味にお金が使えなくなってしまう。

最近、はてなブログのトップや公式アカウントから紹介されるのを見てると、女性が自分の生活を書いてるブログがけっこうある。私は読むときにこの人はどんな環境なのかを見る。歳はいくつか、結婚してるか、子供は、どこで暮らしてるか。だからプロフィールにそのあたりちゃんと書いてたほうが読みやすい。プロフィールにもやっとした文章とか見るとそれ求めてるのと違うって思う(笑)。

「ごめんなさい」の引き寄せるもの - モビゾウ研究室

「職歴なくてごめんなさい」「スキルなくてごめんなさい」「小さい子どもがいてごめんなさい」
沢山の「ごめんなさい」が生み出す臭気を、悪質な経営者や会社はチスイコウモリのように嗅ぎ分けて寄ってきます。

この方は学生で出産してから働き出したらしい。
オーナーの愛人の社長の会社でいびられてこきつかわれたってことだそうです。
職歴ないからってあきらめて従わないで、はやく逃げろってことかな。


理想の育児,現実の私 - 研究者はつらいよ~研究者の子育て&日々雑感
書いてるの女性なのかなと思って最新エントリみたらパパさんだった。奥さん妊娠中だって。
自分でママ友から言われたっていうんじゃなくて、想像で書いてるのかな。

引用元になってる記事。
「できる母」の姿は見たくない ~育児の理想に母は弱い~ : MAMApicks -子育て・育児・教育ニュース&コラムサイト-

いわゆるメディアに出て来るようなできる母とか、保育園や区や国などの子育てアドバイスみたいな資料で言われてる、例えば早寝早起きしましょうとか、栄養バランスのある食事とか、ゲームやテレビは見すぎないようにとか。
うちは全然できてない。良くないこと、いけないことは理解しているが、できてないのがつらい。
それは恥ずかしいし、批判を受けるだろうから、悩んでることもあるけど、具体的には言いたくないことがある。
なんで辛いのかというのは、批判されるから。ということと、子供が迷惑をかける人になってしまう不安がある。自分ができない人間、ダメな母親ということで。
それに諦めずに、少しでも良い方向にいけるよう努力をすることは必要だ。
それで、「迷惑をかける人になる不安」について、前から思ってたのだが、最近見た記事で、逆の考え方があるのかと発見があった。

SNSと日本人【第2回】人様に迷惑かけない教の信者はインド人と対抗できるわけがない|世界のどこでも生きられる|May_Roma|cakes(ケイクス)
今は払ってないから全部見てないんだけど、冒頭の記事で「人様に迷惑かけない教」という言い方で書かれていて、なるほどと思った。

堀江氏のツイート炎上で考える日本人の「人様に迷惑をかけない教」
おそらくこの話のもとになってる記事がこれ。

この「他人に不都合を与える人に対して異様に厳しい社会」というのは海外と日本を行き来するとよくよく感じるところで、つまり「人様に迷惑をかけない至上主義」が日本人にとっての最高の倫理になっているのではないかと思うのである。もちろん、これは日本人の美徳であり、利点でもあるわけで、他人を裁くために使わなければ、社会は一部うまく機能する。必ず列に並んだり、あれだけの満員電車に文句一つなく乗って通勤できるのは日本人だけなのではないだろうか。

twitterなどで、こういう迷惑を受けた。こういう事されて嫌だった、うざい。イラつく。みたいな文章を見るので、そういう迷惑をかける人になることは、嫌われることだ。生きにくくなると思うから、迷惑をかけないようにしなさいと思う。
でも逆に、それが息苦しくなり、抑圧を感じることで辛くなり、生きにくくなるという事でもあるのだと思う。
いい方向に向けば、ここで言われている「日本人の美徳」で、社会がうまく機能する効果がある。
しかし裏を返せば、異様に厳しいことで、ズレたりはみ出したりすることが、直接的ではなく間接的にだったり、匿名で人が大勢集まった批判が回って制裁される。

海外ではと比較もされるが、このまま自分は日本でずっと暮らしていかなければならないので、その辺りの加減をうまく見極めて、抑圧で潰されてしまわないようにしたい。