オーケンとオザケン、90年代サブカルとオタクの思い出

こちらの記事が面白かったので、思い出して書きます。5分で書いたデマですと終わりの締めになってるので、私も5分くらいで書きたいけどまとまらなさそう。日曜の朝に。

オーケン的サブカルとオザケン的サブカル - あざなえるなわのごとし

オザケンがソロで出てきたのはたしか93年頃かな?
オーケンが精神を病んだ時期にソロアルバムを出して、そこでオザケンの「天使たちのシーン」をカバーしています。

I STAND HERE FOR YOU

I STAND HERE FOR YOU

それから当時の「音楽と人」で対談して表紙になりました。編集長が市川哲史さんの時代。
今手放しちゃったので見れないんだけど。

思い出すのが当時私は学生で、入った短大の同級生がオーケン好きで、オザケンも好きだったので誘われて、新宿厚生年金のライブに行ったことがあります。
オザケンソロも、フリッパーズギターもだいたい揃えてて好きになりました。

オザケンスチャダラパーと例のヒット曲を出してて、スチャと電気は仲良しだった。電気がデビューしたころで、筋少ファンほとんどもってかれちゃった(笑)。なので悔しくて電気はあえて避けていた。
その友達も例外でなく、瀧に入れこんで筋少には帰ってこなかった(笑)。

オザケンは当時オリーブ少女では絶大な人気があったんですよね。
そこでサブカルとオタク的な話になると、オタクは90年ぐらいの当時だと漫画やアニメ、鉄道とかにはまってた男子のイメージ。
オーケンは中学生の頃は、映画やアングラロック、洋楽プログレなどにはまっていた。筋少を結成したころに高校生入学で、ウッチーと学校が別れた。オーケンの話によるとウッチーはアニメ好きの友人と仲良くなったので、オーケンの名言が「ガンダムが俺から内田を奪った」とか(笑)。

ほら5分じゃ話が終わらない。これから出かけるんで、このあと午後にまた後で続き書きます。

続きです。
それでオーケン筋少でデビューした88年からまもなく、ラジオデビューしたANNで「アニマー」とか言ってアニメオタクをネタにしだした。それを偶然聞いてなんだこいつ!とひっかかったのが私。
私はそれまで漫画、アニメ好きで腐女子(って言葉は当時無かったが)であった。
ANNがきっかけで筋少ファンになり、オーケンの知識からサブカル的なものを色々知った。B級映画江戸川乱歩にはじまる怪奇小説SF小説、ムーとかのオカルトUFO、格闘技プロレスなど。
そこからディープサブカルというたぐいのものを知るようになる。昔のクイックジャパンの内容がそれで、見てはいけないようなものを見てる感じだった。例えば死体写真とかそういうのだったかな。あと、根本敬の作品とかガロ系漫画など。
だんだんとその要素が無くなっていって、アイドルやお笑いとか国内ポップ・ロック中心の内容になっていったと思います。

戻ってオザケン的サブカルといえば、フレンチポップなど洋楽の知識というイメージと、海外文学とかなのかな?
ファンの女の子はオリーブ少女で、ギャルでもないしコンサバでもないカテゴリだったのだと思います。そこからもはみ出したのが元ナゴギャで、当時のナゴギャは自分ではナゴムギャルではない、一緒にして欲しくないというような印象で(笑)。今でいうスクールカースト的にいうと腐女子が一番下なのかな。今でこそわりとライトで広がっているけれど、90年代はまだひっそりと水面下で動いてるような感じでした。でもバブル後期はコミケにいっぱい集まった。
かつてのナゴギャはケラさんの劇団健康をきっかけに小演劇方面にもいって、大人計画とか。
不思議ちゃん系ってあったな。これ「ギャルと不思議ちゃん」の本を読めば歴史が分かるのか?。

ギャルと不思議ちゃん論: 女の子たちの三十年戦争

ギャルと不思議ちゃん論: 女の子たちの三十年戦争

もう記憶がおぼろげであるが、オザケン好きでオーケンも好きだった同級生は、記憶だとディープなサブカル方面には行ってなかった気がする。
オザケン的サブカル女子は、オーケンからディープサブカルには行ってないんじゃないかな。
それで思い出したのが、以前読んだこちらのブログ。

高校時代を「共学・サブカル・田舎」で過ごすということ - 冬川智子さんのマンガを読んだよ - kobeniの日記

著者はおいくつなのか分からないけど、ここに出て来るサブカルがオザケン的なんだなーと思った。漫画とか。昔のCUTiEあったなー(笑)。
私の同級生で高校時代に漫画オタクの子は、少年も少女も青年もいっぱい読んでた。腐女子の子は高河ゆんとかCLAMPとか、ジャンプ読んでキャラのカップリングに熱心になってた。
でもオーケン的なプロレス格闘技ムーには行かなかった(笑)。少女的オカルトは少しあるぐらいか。

私といえば、ディープなサブカルの表面は知って憧れはするけど、はまらなかった。オーケンという人を知るための知識ぐらいだった。
バンドブームの終わり以降、筋少ファンの子はナゴムギャルだけじゃなくなって、X・LUNA SEAファンの子とか、ジャパメタ洋楽メタル好き、洋楽プログレ好きとか、色々広がった。もちろんオーケンファンの不思議ちゃんっぽいのもいたような、あまり覚えてない。たしかオーケンが好きだから影響されてUFOとかオカルトや格闘技にもついていこうとしてたけど、私はそこまでついていけないと思っていた。

まとまらない。
現代には、オーケンさん好きです!ナゴムギャルですーっていう女の子のサブカルがある。
それと、いわゆるサブカル女子っていわれてるロキノン系音楽好きのイメージ的にはモテキに出て来るほうのがあって、それはオーケンは入ってないのだと思う。
オタクもサブカルもクロスオーバーされて、BL的なものもずいぶんカジュアルになったなぁという印象です。
ヴィジュアル系業界も細分化されてて、オタクとサブカルとギャル的なものがクロスオーバーされてグラデーションみたいな感じ。カテゴライズにこだわらずに感覚的に好きになったものにはまるといいよと思います。