高校受験2023年東京の記録

東京区部、公立中
親しいママ友なし、子供一人で兄弟いない、自分(母)私立中高一貫出なので全く知識0からの高校受験情報集めだった。
結果からいうと、第一志望にした私立高校に一般合格したので大成功でした。
調べて経験した記録と、感想など。

入試スケジュールを確認

都道府県によって、教育委員会が決めたルールがあるので地域によって全く違うそうだ。公立と私立の試験日程、選考方法が決められている。そこから確認する。
また、年度ごとにルールも変わることがあるので、来年の入試はこう変わる予定とか先に発表されることがあるので都立なら教育委員会のサイトで、私立は各学校のサイトで調べる。
受験までのおおまかなスケジュールはこちらの本が参考になった。

※今年度の場合
1月22日から 東京私立推薦→合格発表当日夜か翌日
1月26,27日 都立推薦→合格発表2/2
2月10日から1週間くらい 東京私立一般→合格発表当日夜か翌日
2月22日 都立一般→合格発表3/1

都立高校は基本1校しか受けれない

東京は他の地方に比べて私立高校の数が膨大で、ランクもすごく上から下まで満遍なくある。
前提からして、中学2年になった時点で子供の学力がどのくらいかで、どの辺を目指すか、目指せるかだいたい見当がつくと思う。
都立高校の数もとても多くてどこでも選べる上に、基本的に受験日が同じなので都立は1校しか選べない。
ランクもすごく上からすごく下まであり、よく「うちの子は内申点が取れないタイプだから都立行けないと思うから中学受験する」というママのTwitterを見るけど、その都立はランクが上のほうの都立だけに限った話だ。
上のほうの都立は進学校でいわゆる難関大学の進学率が高い。ゆえに競争は熾烈で倍率2倍以上が多い。

都立は3年の2学期までの通知表+当日試験5科+英語スピーキングテスト点の合計で、5科以外の実技点も入るので、上位ランク都立に受かる子は全教科オール5が当たり前状態らしいのだ。
ゆえに、実技教科に得意なものがあれば有利だが、そうでない子は厳しくなる。

倍率は進学研究会のサイトで表が見れます。
www.school-data.com

都立の偏差値ランクと内申目安を知る

中2の1学期が終わり面談の時期に、担任からこの通知表の点だと都立のランクはこの辺ですって見せられたのが、地域の普通科の一番下とその上の間だった。
都立ランク表もそこで初めて見た。
進学校レベルのランクを希望するなら、難関トップランクは別としてその下くらいだとオール4が目安だと思う。実技が苦手でも最低限実技教科はオール3、5科はオール4以上。
もし中2の1学期で足りてなくても、そこから頑張って対策していけば上がる。逆にいうと3年の1学期時点でオール3下回ってると、進学校ランクは厳しい。
内申点は女子のほうが有利だ。提出物や態度などが評価に入る。男子は性格にもよるけど、雑だったりいい加減だったりする傾向なので。
東京は中3からの成績で決まり、1学期と2学期を総合評価した点になる。

通知表2ばっかりで勉強嫌いで、進学校レベルの都立じゃなくっていいのなら、下のほうのランクなら定員割れしているので不登校とか事情がなければ都立どこかには入れる。毎年定員割れしている高校は2次募集もあるので、1次募集しかしてない学校に落ちても2次募集の学校で受かる。
前年度の受験案内を買って調べるとわかります。


だが、そこまで勉強嫌いでなければオール3にちょっと足りなくても2年から頑張ってみようと、本人がやる気出れば進学校レベルを目指せる。
まず都立から、通える範囲の距離を調べる。
毎年10月末ごろに「都立高等学校等合同説明会」が開かれる。9月ごろに教育委員会の特設サイトが出るので申込する。1、2年の時に行けるといいと思います。
各学校のパンフレットをもらって進学担当の先生の話が個別に聞ける。
都立1校が新校舎できて見学会があったので見に行けました。

私立高校を調べておく

3年になって5月ごろに私立高校の合同説明会イベントが各所で開催されるので、事前ネット申込して時間制で区切られてるので、予約した時間に行きます。
ランクを気にせず、通学できそうな範囲の高校を片っ端から調べて行くといいと思います。なるべく多く調べておくといいです。
私立は学校によって特徴がかなり違うので、パンフレットをもらって後でネットでも見ます。
そして各学校の「内申基準点」を確認します。学校サイトに載せてる所とそうじゃない所があり、載ってない場合は説明会イベントで聞けます。なるべく早く知っておくといいです。
学校によって決め方が違います。通知表の点に加えて、英検3級で1点プラスとか、皆勤だったら1点プラスとか都立にはない加点があります。
併願優遇の基準を満たせば、内申点が決まる2学期終わりに「すべり止め校」として実質合格内定が取れるので、とても重要です。

3年1学期の通知表が決まり、そこから2学期でどこまで上げられるか、もし下がったら、変わらなかった場合を考えて、夏休みにできるだけ学校説明会に行きます。ネットでチケット取るみたいに予約していきます。人気の学校はすぐに定員が埋まるので、受付開始日を事前にチェックしておいて予約です。
後で気づいて定員が埋まってもあきらめずに、キャンセル流れをゲットできます。
お盆に家族全員コロナにかかってしまって、いくつか行けなくなったのは残念でした。

都立か私立か

第一希望を私立に決めました。都立はどこも気に入ったところがなくて、プールの授業があったのが本人が嫌だったので、プールのない私立から選ぶことに。
もし都立を第一志望にしても、都立は1校しか受けれないので併願優遇の私立は1校決めておきます。

私立第一希望の単願推薦を目指す

単願推薦の基準を満たせば、実質合格内定なので1月末の推薦試験で決まります。ただし人気で偏差値高めの進学校は推薦基準満たしてても募集定員を超えると試験で落とされます。その場合でも2月の一般試験が優遇されるので有利です。
2学期の成績で決まるので上げるように努力しましたが、結果第一希望の基準は届かなかったので、ランク下の私立1校を併願優遇で決めておき、第一希望の私立を一般で受けることにしました。

併願優遇校の決め方

2学期の期末試験が終わった後、中学校の三者面談で仮内申といって通知表に乗せる合計点が伝えられます。うちの場合は口頭でした。12月初旬に私立高校の個別相談会を予約して、面談で伝えて併願優遇基準をクリアすれば確認済メールが届き、それを中学校の先生に控えをプリントして渡し、中学校から私立高校へ連絡してもらって決まります。

学力が中程度下回るくらいからのアップ対策

うちの子は私の意識が足りなかったせいもあり、英語で躓いてしまっていた。特にうちの学年は小学校の時にまだ英語科目が開始準備時期で、中2の時に小学校高学年からの英語教科書が変わって難しくなったため、1年の後半で躓くと苦手な子はどんどんついていけなくなりました。得意な子との差が激しいです。
夏休みから1年からの復習を親がついて家でさせて定期テスト対策しましたが、結果は変わらず。塾を探して2年の年明けから通わせました。個別指導で英語から、3年になってから5教科定期テスト対策の指導です。(英語、数学を中心に他の教科は定期テスト直前のみ)
その結果点数が上がり、2学期で併願優遇を希望していた学校の基準を満たせました。

また、実技で特に得意な科目がなかったので、都立は不利と判断。
また都立試験は5教科ですが、私立のほとんどは英、数、国の3教科のため集中できるメリットがあります。
3年2学期までは定期テスト対策、その後12月から直前まで私立志望校の過去問対策をしました。

私立併願優遇加点のため、英検、数検、漢検3級を受ける

意識が高く優秀な子は、英検を早くから受けてる傾向が年々増えているようです。私立の推薦や併願優遇に使える加点要素が英検準2級が当たり前になっていました。ランク中程度の高校で、英検3級で加点1が一般的です。
英検準2級は高校1年程度の難易度だそうなので、それが受験で当たり前になってると、対策してる子は自学や塾でやっているので、じゃあ中学の授業ってなんなんだって思ってしまいます。
うちは全く何も対策していなかったので2年の終わりになってから始めて、結果は数検4、3級と合格しただけで、英検と漢検は受かりませんでした。参考書を買うし、検定料もかかるし会場に行くのでお金がかかります。中1の終わりごろから対策していれば良かったと思います。特に英検はペーパーテストでクリアした後別の日にスピーキングでも受からないと合格にならないので、受けれる機会が少ないです。数検はわりと難しめなので数学が得意な子向け。漢検3級はパソコンタブレットを使うテストがあって受けれる回数も多いので3年になってからでも間に合います。

私立の内申加点は学校によってルールが違い、英検、数検、漢検3級全部取れて3点になる所もあれば、1点までしか加点にならない所があります。学校の加点説明を把握しておきます。
5科の内申点で2をなくす、4以上の教科をひとつでも増やすことが一番大事だと思います。

業者模試テストで慣れる。判定低くても気にしない

東京は2社が受験模試テストを行っており、VもぎとWもぎといって都立、私立のデータを公開しています。
各地域の高校校舎などで毎月日曜に何回か行われていて、個人でネット申込か塾を通して申し込む。
うちはWもぎを5月に個人で1回、7月から塾通してVもぎを月1回11月まで受けた。
Wもぎは1回受けるとDMで5科の総合参考書がもらえるが1度もやらなかった。あと受験情報冊子が何度か届くのでまあいいと思う。

www.schoolguide.ne.jp

Vもぎの判定はテスト直前に全高校の表から判定したい学校を選んでコード番号を記入するのだが、似た名前の学校とかも膨大にあるのでうちの子は毎回間違えていた。都立は3校、私立は2校選ぶ。また都立判定のために通知表の全科の点数を書くと、試験結果の判定が内申点との合計で出される。判定SとかCとかいうのがこれ
www.shinken.co.jp

5科それぞれの偏差値と総合偏差値が出る。Vもぎは中3都内生の多くが受けるので、口コミサイトとかの学校偏差値よりも実質に沿ってると思います。
私立の場合は、学校偏差値に対しての合格可能性%の判定が出るのだが、うちは第一志望校が合格圏内に入ったことがなかった。
9月から10月で上がり、11月でまた下がってしまった。うちの子は全く気にしないタイプで模試の見直しさえしないので、それもどうかと思ったけど、親のほうが気になってしまい最後まで不安でした。
だけど結果は受かったので、勝因としてはまず併願校の優遇は内申と加点内容で決まること、本命校の一般受験は12月から過去問対策に直前まで集中したことだったと思います。
なので、模試の判定はあまり気にしないほうがいいです。試験会場は毎回変わるので、行き方や会場の雰囲気、試験の流れに慣れることが一番大事だったと思います。