「ヨギナクサレ」はオーケン35歳の時の歌詞だった。

昨日書こうと考えてた文章を、当初ここに載せようと思ったのですが、思いがけずまとまったので本ブログのほうに載せました。
Luminess―筋少ちゃん » 40歳、職業主婦バイト。「なりたい筋少ファン」になれなかった、その先を生きる

そこからこぼれた内容や、最近気になった話題のメモをざっと残します。

20歳の頃、40歳のことは何も考えてなかったと書いたので、20歳の頃の日記から抜粋。

1993-02-07 - るみねの筋少ファン日記・1989〜記事アーカイブ
ちょうど20年前ですね。(笑)
ファン仲間でトラブル起こしてへこんでた時。

ただあたしは好きなものは好きなだけ。やりたいことはやりたいだけ。

なんかあんま今も変わってないな。成長してない。

そして30歳。
2003-02-10 - luminessence@筋少ちゃんdiary(旧)
ブログを書き始めたところです。筋少は活動停止中で、ちょうどおいちゃんとウッチーが「大海賊サミット」をやった頃ですね。
人間椅子のライブに行った感想を書いてました。

私もとうとう30歳になってしまいました。そんな今日も10年前と変わらずに人間椅子の新譜を聞けるとは、なんて幸せなのでしょう。

30歳の頃は、40歳になった時のことは考えていました。出産して働き続けようと思って、自分なりに頑張ってました。
出産するまでもなかなかうまくいかず、35歳で産休復帰してからも山あり谷ありと苦労しました。
筋少が復活して1年後にライブ行けるようになってから、仕事で出世はあきらめて(笑)応援に力を入れはじめました。
やっぱり、そこに戻ってくるのかなと。

最近気になった記事。
「謝罪もサービスのうち」—「歌舞伎町のジャンヌ・ダルク」が教えるクレーマー対応術 | ihayato.書店

前提として、謝るうえで、客観的にホテル側に落ち度があったかは関係ありません。
クレームをつける人にしてみれば一番の気持ちは、「謝って欲しい」なのです。これは、どのお客様もおなじです。

これは本の紹介文なんだけど、私も会社員時代は電話サポートをやってたので、クレーム対応については学びました。向いてたかどうかっていうと分からないけれど、辛かった時にサポートや看護の仕事をする人がストレスに潰されないようにするトレーニングの本を読んだりしました。仕事とプライベートを切り離して考えるとか。仕事だから利益をあげないとならないからなんだろうけれど、社会的に反していることがあったとしてら、どう対応するのだろうかと思ってしまう。
こちらのブログは最近よく話題になってますね。批判されることも多くて、このイケダハヤトさんは対処に強い心を持っているなーと思います。そこまで言われて、表現したい力のもとはなんでしょう。
「ネットで炎上する」ことが最近よく言われているけれど、原因はなんだろうと自分なりに考えると、社会的に反していると思われるとか、書いてることに矛盾点があるとか、例えばちょっと前に芸能人のブログでステマという不当な広告宣伝があったように、正当でないことで利益を得ることが批判されます。

自信を持つためには「怒りを感じる」こと:日経ウーマンオンライン【「自尊心」養成講座】
反対に、これも気になった記事。

相手から不適切な態度をとられても「相手が悪い・不適切だ」ということを見極めることができず、「相手が不適切なのは自分のせいなのではないか」と自分を責め、うつ病に発展してしまうことすらあるのです。

なんでも他人のせいにするのも良くないけれど、自分のせいだけにするのも良くない。
冷静に考えて分析して、判断するのが必要なのかなと思います。
先回りして、悪い結果になったらショックだから、わざと悪い方向に考えるのも「守る」心の動きだったりしますが、物事に対して適切に怒ることも、自分を守るために必要なんですね。文章で書かれるとそうかと思うけれど、実際なかなか難しいかもしれませんが。

仕事で客対応をしてきた経験でも、わがままな人、主張の強い人が結局「いったもん勝ち」みたいになってしまう世の中なのかと思いました。前の会社も私の印象だと「いい人」な社風で、わがままなお客さんのいいなりになってしまい、損をしてた気がするし、上層部が事なかれ主義みたいで、都合の悪いことを避けて通って後で取り返しつかない事になって、下に押し付けるみたいな気がしてました。

話は戻って、筋少ファンで辛かったのは活動停止直前の公式サイトBBSの、いわゆる「炎上」だったです。後で思ったのは、同じバンドのファンだからといって、同じように好きなわけではないし、こだわってる部分は違うということ。メンバーの個性がそれぞれ違う筋少だから余計そうだし(笑)前からそう思ってなかったわけじゃないけれど、好きだからこそ拘りがあって、大事にしたいものを守りたいと思ったから衝突したのだろうなと思います。

その後休止中も、復活後もファンが増えていて嬉しいですし、若いファンが途絶えないのは、流行とは違う、一部の若者を惹き付ける魅力があるのでしょう。バンドブーム時代は、ライブに集まるのは女性ファンばっかりだったけれど(笑)男性もいつのまに増えて、オーケンはサブカル界の憧れの人になってますね。

筋少だけじゃなくって、メンバーがそれぞれやってる活動や周辺の音楽にも触れて、楽しみが広がりました。
活動休止中は、オーケンと橘高さんの活動を追うのを意識的に避けてしまってたんですけど、仕方なかったかもしれませんが、復活するときになって後追いして、やはり凄いなと思いました。
特撮の「ヨギナクサレ」の歌詞で、"人生こんなもんだね、妥協点見つけて生きててもそこそこだね、そういうもんじゃない?、違う、ぜったい、違うぜ"っていう下りがあって、聴いて気づいたときにはっとしました。2001年だったんですねー。

まとまらないけど、昨日本屋で見たのが、佐々木敬子さんってスタイリストの本。
佐々木敬子 オフィシャル ブログ KEIKO SASAKI OFFICIAL BLOG - BONJOUR KETTY!! -

それから桜沢エリカさんの本を見て、検索したインタビュー。
教えて桜沢エリカさん!素敵な女性になる方法 [お金美人のすすめ] All About
セレブだな。もう生きてる階級が違うって感じ(笑)

でも、女性は経済的にも自立したほうがいいという考え方は同感します。
「スナックサイバラ」も読んだ。女性も経済的に自立しようというのは同じだけどテイストが全然違うっていう。面白いけどリアルでこわい〜(笑)
リリース上手な女になるべし! - スナックさいばら おんなのけものみち 西原理恵子の人生相談
仲良しクラブじゃなくてもいい - スナックさいばら おんなのけものみち 西原理恵子の人生相談
これから10年後どうなってるんだろうな。
投稿されたすごい体験談を読んでると、私の苦労なんて些細なもんだと思います。

こないだ読み終わったばかりの、水道橋博士の「藝人春秋」で、終わりのほうに出てくる稲川淳二さんのお子さんが障害があった話で、障害のある人に理解を求める公演などをされていて、人が不幸になるマイナスのエネルギーがあるなら、幸せにさせるプラスのエネルギーがあってもいいと思い、怪談話でもプラスを探したいという事が書いてありました。

オーケンの「サブカルで食う」でも、筋少が休止して、特撮も休止になったけど、時を経てどちらも復活したことで、やってきたことは無駄ではなかった。すべてのことは意味があったと書いていて、自分学校で学んだ事はいつか帰ってくると。好きなシーンを底上げしたいというモチベーションがあって、できなかった事や失敗したマイナスをプラスに変えられたのでしょう。

「藝人春秋」でのヒロトさんのエピソードの所では、思春期の頃に好きになった人を、水道橋博士北野武を、ヒロトはローリングストーンズとザ・フーを追いかけてきたと書いてあって。私もそうだって(笑)筋少を見て、追っかけていこうと。
水道橋博士オーケンの対談もまた見てみたいなと思いました。