「THE SHOW MUST GO ON」

筋少がデビューから通算16枚目のオリジナルアルバムを出す。前回は2010年なので4年ぶり、新曲は去年2曲出ていたが、それを加えずにほぼ新曲で、筋少の旧曲カバーはなく、オーケン作詞のセルフカバーと、「愛の讃歌」はそのままシャンソン名曲をカバーしたそうだ。

「THE SHOW MUST GO ON」

英語タイトルは2枚目以来。
復活してから4枚目。復活した当初はいつまでやるかすら決めていなかったのが、順調に毎年活動をするようになって、メンバー個々の別の活動も平行にするようになった。

私は復活当初は冷静にひいて見ていたけれど、産休あけからライブに行くようになって、次第にまた熱をあげていったと思う。

ファンになった当初、少女時代にはまった時期と、テンションが落ちた時期、活動休止のころの辛い思いがあって、筋少には多感な時期にいろんなことを教わって吸収したと思う。
またその頃には戻れないし、まっさらにしてやり直せない。

復活してから見てきて、通ってきて感じたのは、最初にはまった時期とはまた違う、楽しみや喜びがあるんだなって。違うけれど、ずっと繋がっている。

自分はそう思ってるけど、ファンやリスナーやメディアなどで筋少に関することを見聞きすると、自分と考え方が違うと思うことはよくある。そういう性質のバンドだと思うし。
一部ファンの中からは、嫌われてるだろうと思う。でも、多くはないけど気があって楽しんでる仲間もいる。それを大事にしたい。

やっぱり不安でもあって、新曲が出て好きになるだろうか、間違いなく彼らの出す音だから好きではあるけれど、どれだけ自分が入り込めるのかなっていう。
ライブで聴くとまた違うんだろうなっていう楽しみもある。

活動休止から、復活当初からでも離れて行ったファンを見てきているし、新しいファンが入ってくるのも見てきている。
周りの声に影響されるのではという不安もあるけども、自分が素直に今まで聴いてきた、見てきた筋少の新作がどうなってるのかを、感じた事を言ったりライブで楽しんだりしようと思う。
メディアが、とかリスナーが、他のファンがどうだとかを、あまり気にしないように。
自分は賢くないとか音楽知識がないとかいろいろ負い目はあるけれど、どうして好きになったのか、どういうところが好きなのかというのは、理屈じゃないところはあるし。

バンドのファンで人生の半分以上を追い続けるっていうのはどういうことなのか、どこが落としどころなのか、それをまだ見失ったままでいる。いくつかの方向からの視点があって統一性がない。矛盾しているから、妥協点を見つけるのかどうか分からない。どうにかしようと試してみても、失敗して空回りばかりしている。

そういうことを感じてたから、アーバンギャルドの新作のラスト3曲で号泣してしまったんだ。
40過ぎてるのにみっともない。
筋少では笑うのか、泣くのか。筋少に、オーケンに人生影響されたって言ってる人はいっぱいいる、その中の私は一人でもあるけど、どう思ってどこへ向かって行くのか。

この4年間の中に、あちこちヒントがあるので、心を寄せるほうに向かうとは思っている。

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自分勝手で周りの迷惑を顧みないで生きて行く人もいれば、他人が世界が怖くてひきこもる人もいる。
これだけじゃなくてネットで人々の話を見聞きすると、面倒な事や辛いことに巻き込まれたくないと思う。
何かを助けることはできない。後ろ向きでも前向きでも、生きてるし死ねばそれまで。
子育てが喜びでもあるけど、苦労することもいっぱいあって、これでいいのかベストなのかわからないまま、流されたり乗り切ったりしている。話ができるようになったり、一人でトイレに入れたり、学校行って帰ってきて文字が書けるようになって、それがすごいことなんだなって思う。